シルクロード

シルクロードは、中国と地中海世界の間の歴史的な交易路を指す呼称である。

絹の道とも呼ばれる。

現在の日本でこの言葉が使われるときは、特にローマ帝国と秦漢帝国、あるいは大唐帝国の時代の東西交易が念頭に置かれることが多いが、広くは近代以前のユーラシア世界の全域にわたって行われた国際交易を指し、南北の交易路や海上の交易路をも含める。

シルクロードという語は、19世紀にドイツの地理学者リヒトホーフェンが、その著書『シナChina』においてザイデンシュトラーセンSeidenstrassenとして使用したのが最初で、彼の弟子ヘディンがその中央アジア旅行記の一つの書名にこの言葉を使用し、さらにその本が1938年に『ザ・シルクロード』という題名で英訳されたことにより有名になった。

リヒトホーフェンやヘディンらこの語の元来の使用者は、東トルキスタンを東西に横断する交通路を意図していたが、のちには中国を起点・終着点とする国際交易路を広く指しても使われるようになった。
update:2010年03月08日